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【海外大学奨学金】金額や対象国など…5つの奨学金制度から最適なものを選ぶ

海外トップ大学を目指す人も増えていますが、ネックとなるのはなんといっても高額な学費ではないでしょうか。ここ数年で、志のある若者を支援する海外大学進学のための奨学金制度が創設されていますが、ここでは主要な5つの奨学金を紹介していきます。

  1. JASSO海外留学支援制度
  2. 柳井正財団奨学金
  3. グルー・バンクロフト基金奨学金
  4. 孫正義育英財団支援金
  5. リクルートスカラシップ(学術部門)

支給金額・コスト

支給金額では、年間1000万円を上限に学費と生活費を支給する「リクルートスカラシップ」学術部門、同じく学費と生活費について年間9万5000米ドルを上限に支給する「柳井正財団奨学金」が充実しています。また、「孫正義育英財団」は、支給額に明確な金額設定そのものがありませんので、合理的な出費と財団側に認められさえすれば、非常に手厚いサポートを受けられる制度といえるでしょう。

「JASSO支援制度」は、年間390万円を上限に学部生を支援する制度で、英語圏のみならず世界の大学を進学先として選ぶことができます。ただ、1万米ドルを超える授業料について250万円を上限に追加支給する旨が示されているものの、「採用や予算の状況次第」とただし書きがあるため、追加出費相当分を100パーセント受け取れるのかは不確定ではあります。

「グルー・バンクロフト基金奨学金」は、米国大学を対象とした奨学金ですが、留学先大学により授業料の免除比率や基金からの支給額など細かく異なっています。当基金の支援を受ける際には、毎月1万円の保護者負担が発生する点も他と異なる点です。

支援期間

いずれの奨学金制度も、学生側の休学や規約違反などがない限りは、在学中の原則4年間は支給されます(英国大学は3年)。

「リクルートスカラシップ学術部門」については、2年間でいったん支給期間は区切られ、その後は毎年の更新審査の通過した人に奨学金給付が継続されます。「孫正義育英財団」は、5年間の財団生資格満了時に延長希望の意思を問い、選考結果次第で有効期間をさらに延長するケースもあるようです。際立った実績を積み上げれば、他に例がないほど長期間支援を受けられる可能性もあります。

進学先・対象校

「グルー・バンクロフト基金奨学金」は、9割方の進学先は米国のリベラルアーツカレッジに絞られます。よって、リベラルアーツでの学びが自身の希望とマッチするかどうか、事前によく確認しておく必要があります。

「リクルートスカラシップ学術部門」は、学生はまず理系分野志望でなければなりません。そして、進学先は世界大学ランキングの上位に入る有数のエリート校となっています。

「JASSO海外留学支援制度」は、学士号が取得できる諸外国の大学を対象としており、学生にとっては選択肢が豊富です。米英以外の大学への進学に興味がある人は、検討する価値が大きいでしょう。

「柳井正財団奨学金」では、所定のリスト(40校未満)にある大学が対象となります。ほとんどが米国のトップ大学(リベラルアーツカレッジ含む)で、わずかながら英国の大学も選択可能です。「孫正義育英財団」の場合は、原則、志望者の思い描くプランを反映する支援方法を取り、対象の大学やプラグラムが指定されているわけではありません。

その他のポイント

「リクルートスカラシップ学術部門」は、奨学金制度としてはめずらしく所得制限が定められていません。また、「JASSO海外留学支援」は、卒業や修了、資格取得より3年以内という指定があるものの、年齢によって応募資格を制限していません。そして、「柳井正財団奨学金」は、英語能力試験のスコアを保持しない人、財団指定の基準スコアに満たないケースでもエントリーすることが可能です。自由度が高く実力重視の「孫正義育英財団」は、応募時年齢25才以下という上限はありますが、際立った能力・ポテンシャルがあれば小学生に相当する年齢(最年少10才)でも積極採用しています。

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