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ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン「ウィンタースクール2020」

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Mochiさん 千葉県私立中学2年生。趣味は、読書、短編小説や詩を書くこと。モットーは、 “What doesn’t kill you makes you stronger.”

ISAKでの学びを体感した5日間

私は、2020年12月26日~30日までの5日間にわたり開催された、「ISAKウィンタースクール 」に参加しました。

世界中に17校ある「ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)」について前から興味を持っており、日本のUWC加盟校である「ISAK Japan」(長野県・軽井沢町)が初めてウィンタースクールを実施すると聞き、ぜひ参加してみたいと思い申し込むことにしました。

参加者の特徴としては、応募条件が13才~15才までだったため、在籍している学年はみな違っていました。ハーフの子やインターナショナルスクール生が多かったのですが、英語がそこまで得意でないような子もいたので、英語力が高い子だけではないようでした。

慎重に進められたコロナ禍での開催

アプライをする際に、提出物として動画を送るというものがありました。指定されたトピックがあり、そのなかから選択したものを英語で2分間ほど話し、動画に収めて送ります。

私は「あなたに影響を与えた本について」と、「どのような社会問題に興味があり、貢献しているか?」というものを選びました。

参加が決定になってからは、コロナ禍でもあったため、ギリギリまで行われるのかはっきりしない状況でしたが、参加前の健康チェックはもちろんのこと、出発3日前までのPCR検査で陰性証明提出が必要だったため、すぐに結果を出してもらえる医療機関を親に探してもらい、検査をして出発しました。

ISAKの雰囲気と滞在先について

ISAKのキャンパスは、木材の建物でできたふたつの校舎と体育館がひとつ。自然に囲まれ、落ち着く環境で勉強がしやすいように感じました。

参加者が泊まる予定だった、学校内にある生徒用の男女混合ドミトリーは、校舎のすぐ前にあります(今回のウィンタースクールでは学校近くのホテルに宿泊しました)。ホテルの部屋は、ひと部屋3人、大きな部屋では4人が滞在しました。

ウィンタースクールでは、毎朝6時45分に起床し、体温を測るのも含めた身じたくに10分。そこからISAKのキャンパスに移動し、そこで参加者や先生たちと一緒にビュッフェスタイルの朝食をたべました。

びっくりしたのが、すべての食品にアレルゲン表示だけでなく、日本ではあまり見ない“Halal Food”や”Vegetarian”表記など、多様な人に対応できるような工夫がされていたことです。

6つのプログラムで構成された5日間

5日間の滞在中には、下記のようなプログラムを学び、経験しました。

  1. デザイン思考
  2. 将来の変化プロジェクト
  3. マインドフルネス
  4. グローバルコミュニケーション
  5. 野外活動
  6. アドバイザリーグループ

プログラムは1日3つぐらいで構成され、毎日異なるスケジュールとなっています。それぞれのプログラムの間には、移動時間も含めて15分休憩がありました。「勉強と遊びをちょうどよく」というような、全体的にとてもゆったりした感じでした。

ウィンタースクールでのスケジュール

Mindfulness:
毎朝、体育館に集まり行う(Mindfulnessに慣れている先生や生徒たちの指示に従ってやる)独自の瞑想のようなもの。15分間使い、毎朝体育館で寝ころび、全身をリラックスさせ、1日をよりよく過ごせるようになるというプログラムで、効果があったと思います。

DT(Design Thinking):
体育館で見たいろいろなトピックのスライドについて、最後に感想を言い合い、時には体を動かすアクティビティを行いました。

印象的だったのは、ふたりでペアになり、リーダーと指示を聞く役目にわかれ、ひとりが目をつむり、リーダー役が手を叩いて相手に自分の居場所を知らせたり、リーダー役の真似をしたりするのですが、どんなに変なポーズや言葉を言ってもリーダーのする通りにやらなければならない、というゲームです。

このようなアクティビティを通じて、相手に伝わりやすい指示や相手のことを考えた上での声かけをするような、相手に信頼される安心させるいいリーダーシップと、相手を力の差で自分のやりたい放題に操るなどの悪いリーダーシップの違いを感じさせるものでした。

Leadership:
先生を含め、みんなで「What is LEADERSHIP?」や「 What makes a good LEADER?」などリーダーシップについてグループにわかれて話し合い、プリントなどに学んだ事を書いてみんなに発表しました。

Global Communication:
先生が社会問題に関するビデオなどを流し、グループにわかれた生徒たちがお題に合わせてデイスカッションをして、その問題について理解を深め解決のために自分達は何をできるかを発表しました。

そのなかのひとつでは、オーストラリアのアボリジニ民族を守るためMt.Uluru(Ayers Rock)への登山禁止について学び、自分の考えをまとめてグループ内でシェアしました。ほかにも、英語のレベルごとにわかれて特定の社会問題についての記事を読み、みんなでそれを分析したりしました。

Outdoor Activities:
昼食前後は、Advisory groupでゲームをし、参加者全体で野外活動をしました。

Outdoor Activitiesは、毎日午後にアイススケート場や、浅間山、放山などで行いました。ここで、もっとも参加者のみんなについて知り、いろんな人と仲良くなれた時間だった気がします。自分のグループは5名でしたが、それ以外の人たちとも、授業以外の楽しいオフの時間を作ることで、切り替えがスムースになりました。ハイキングで浅間山に登り、山頂でみんなとホットココアを飲んだり、アイススケートで競争をしたりなど、年齢も出身国などのバックグラウンドが違う人たちと関わるいい機会になりました。この他にもいろいろと楽しいactivityをしました。

Advisory Groups:
おもに一緒に活動するグループは、ホテルに戻るまえの時間も一緒に過ごすメンバーなのでみんなと親密になりやすかったです。1日を振り返ったり、アドバイスをお互いに出し合ったり、ゲームや映画を一緒に見てリラックスできる時間でとてもほっとしました。

Advisory 後はホテルに帰ります。プログラムでは英語を使っているため、プログラム中は英語で話していましたが、ホテルなどでは基本的に日本語で過ごしていました。

20時15分からのFree Timeは消灯までの時間です。この時間では他の人の部屋に行ってテレビを見たり、将来の夢などプライベートについて話したり、プログラムで出された課題を一緒にやったりして交流を深めました。

*     *     *

プログラム最終日には、このコースを通じて何を学んだか、今後何をして社会に貢献するかなどをポスターにし、Asama Hallのカフェテリアに飾ってみんなで観賞しました。

ウィンタースクールで得たもの

このウィンタースクールに参加し、日本にいながらにしていろんな文化や価値観に触れられたことは、インターナショナルスクール生ではない私にとって刺激的でした。またISAKのチェンジメーカーをつくるリーダーシップ教育や、野外活動の経験などの一部が体験できたため、さらに興味を持つきっかけになりました。キャンパスツアーもあったので、いろいろな施設の中を見ることができました。

また、家族から離れ5日間を参加者だけで過ごすことで、ほかの人と積極的にかかわろうと普段よりも積極的な自分になれたと思います。

どんな人におすすめ?

ISAKに興味があるけど、どんなものかわからない人や、滞在型プログラムにチャレンジしたことがない人には、サマースクールと違って短い期間のため参加しやすいと思います。私のように、どのような学校なのか、場所や校舎内に興味がある人にも、知るいい機会になります。

ウィンタースクールは、サマースクールとは違った冬ならではの体験もできます。

英語力が高い人が過ごすのにもいいですが、話していることを理解しようとし、積極的にコミュニケーションする意欲があれば、英語のレベルなどは関係なく、本人のやる気を評価してくれると思います。

国内でこのような経験ができるところは限られているため、興味がある人はチャレンジすることをオススメします!

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