【締切】高校生聞き書き甲子園2022
全国の名人の言葉を伝承する高校生プログラム
「聞き書き甲子園実行委員会」(東京・世田谷区)は、全国14地域の森・川・海の「名人」を一対一で取材し、その知恵や技、心を「聞き書き」する第21回「聞き書き甲子園」に参加する高校生96名を募集します。

「聞き書き甲子園」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」によるサポートを受けて運営を行う。ファミリーマートの店頭募金を通して、「聞き書き甲子園」に参加する高校生への応援ができる
この「聞き書き甲子園」は、全国の高校生が森・川・海の「名人」を訪ね、その知恵や技、心を「聞き書き」する活動。名人の推薦と高校生の受入れに協力する地域(市町村)を毎年公募し、各地域が推薦する複数名の名人を、高校生は一対一で訪問し「聞き書き」します。
高校生は、名人との対話をすべて録音し、その言葉を一言一句書き起こし、名人の言葉だけを使って、その語り口を活かした作品をまとめていきます。
活動を卒業した高校生の中には、聞き書きを通して、名人の生きざま(人生)を受け止め、「森が泣いている」「村が寂しくなった」と語る名人の思いに少しでも応えたいと、里山里海の保全や地域活性化などに取り組む活動を始めた人もいます。
聞き書きは、祖父母の世代から孫の世代へと、生きる知恵や心をつなぐ活動。キャリア教育やESD(持続可能な開発のための教育)の事例としても高く評価されています。
スケジュールは以下のとおり。
- 2022年7月下旬…参加者の決定
- 8月10日(水)~13日(土)…事前研修の実施(東京)
- 8月下旬~11月下旬…聞き書き取材(原則として2回)
- 2023年3月下旬…フォーラム(成果発表会)開催予定
優秀な作品には、、農林水産大臣賞、文部科学大臣賞、環境大臣賞、林野庁長官賞、ファミリーマート特別賞等が授与されます。過去の作品は、毎年作品集として残されたり、映画となったケースもあります。
「聞き書き」を通して、名人の言葉を聞いてみたい、自然のために自分にできることはないかと考えている人は、ぜひ応募してみては。
詳細は、「聞き書き甲子園」公式サイトから確認を。
【第21回「聞き書き甲子園」】
- 主催:聞き書き甲子園実行委員会(農林水産省/文部科学省/環境省/公益社団法人国土緑化推進機構/NPO法人共存の森ネットワーク)
- 開催日:事前研修(東京)/8月10日(水)~13日(土)、聞き書き取材/8月下旬~11月下旬、.フォーラム(成果発表会)/2023年3月下旬
- 取材先(14地域):栃木県那珂川町、山梨県小菅村、石川県能登町、富山県南砺市、静岡県川根本町、岐阜県みのかも定住自立圏(美濃加茂市、川辺町、白川町、東白川町) 、三重県鳥羽市、福井県美浜・若狭町、京都府京丹後市、兵庫県養父市、岡山県真庭市(勝山・美甘地域)、徳島県にし阿波地域(美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町)、山口県山口市(徳地地域)、熊本県八代市
- 対象:高校生
- 募集:96名
- 参加:無料
- 応募締切:6月23日(木)必着