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日本倫理・哲学グランプリ

【日本倫理・哲学グランプリ】

  • 中高生が人生や世界に関わる諸問題を徹底的に考えられる機会
  • 「国際哲学オリンピック」の日本代表選考でもあるグランプリ
  • 4つの課題文テーマから1つを選んで4000字の哲学エッセイを書く

自身を見つめ直し、生き方を考えるコンテスト

「日本倫理・哲学グランプリ」は、「国際哲学オリンピック(IPO)日本組織委員会」が主催している、全国の中高生が人生や世界に関わる諸問題を徹底的に考え抜き、哲学的思考力を培うためのエッセイコンテストです。

IPO日本組織委員会は、毎年5月に実施されるグローバルな高校生の哲学エッセイコンテスト「国際哲学オリンピック」の日本代表選考を担っている

「国際哲学オリンピック」1次予選としても機能

「国際哲学オリンピック」は、1993年に東欧を中心とした6ヵ国の哲学教師の協力により企画された歴史あるコンテスト。日本は、2001年の初参加以来、国内予選を経て毎年2名の高校生を代表として送り出しています。

国際哲学オリンピック」出場に際しては、毎回日本語エッセイと英語エッセイの2段階で選考を行いますが、この日本倫理・哲学グランプリは中高生なら誰もが応募可能な、日本語エッセイによるIPOの1次予選に該当します。

哲学と聞くと、特殊な趣味を持つ人の学問分野というイメージが先行するかもしれませんが、哲学の本質はずばり「問うこと」や「問題意識」にあり、普段の生活で接する課題の延長線上に哲学のテーマは多く転がっています。何より、中高生年代で、過去の賢人が考え辿ってきた思考プロセスに挑戦することで、自身を見つめ直し、将来の生き方を考える最良の機会となるでしょう。

試行錯誤しながらも粘り強くチャレンジしてほしい

では、国内予選となる日本倫理・哲学グランプリには、どのようなエッセイを提出すればよいのでしょうか。

コンテストが求める哲学エッセイは、学校で普段から取り組む「生活作文」とは趣を異にし、課題に対して自分なりに問いを立て、さまざまな角度から考察しながら筋道の通った文章にしあげる必要があります。

エッセイの評価で重視される主なポイントは、以下のとおりです。

  • 選んだ課題文に含まれるテーマと深く向き合い、考え抜き、理解できているか
  • 自ら設定した問い対し、答えるべく論じて結論を導いているか
  • 主張や意見を述べる際の、理由付けはしっかりできているか
  • 具体的でわかりやすく、説得力のある首尾一貫した論述になっているか
  • 反対の立場を検討しつつも、自分の立場を明確にして論じているか
  • 自分なりの論点や考えを含んだ、オリジナルなエッセイを書けているか

以上のように、すべてを完ぺきにこなすにはハードルが高いのは事実ですが、主催者が期待しているのは、エッセイという成果物だけでなく、試行錯誤しながらも粘り強くチャレンジする若者の姿勢や体験そのものにあります。

4つの課題文からテーマをひとつ選んで応募

2022年度のグランプリに関しては、4つ課題文テーマにて発表されています。今回は、「仮面ライダー」の主題歌を歌う三浦大知の楽曲の1節もテーマに採用されており、例年にも増してオリジナリティのある作品が集まるか期待が高まります。

応募期限は9月末日まで。現状は応募フォームの更新作業中のため、8月頃にはオンライン申し込みが開始される予定です。なお、郵送による応募は非対応となっています。

続いて、募集要項や大会概要を紹介しますが、まだ正式なアップデートがなされていないため2021年度の情報に基づいて記載します。例年の傾向では、大きな変更点はないと予想されますが、念のため公式サイトの最新情報を随時確認するようにしてください。

応募対象は中学生および高校生で、4つの課題文テーマからひとつを選び、哲学エッセイをオンライン提出します。字数の目安は4000字程度、ひとりあたり1編の論文提出が認められます。

優れた作品に贈られる賞は、以下のとおりです。

  • 金賞(1名)…賞状、副賞 (図書カード1万円)
  • 銀賞(3名)…賞状、副賞 (図書カード5千円)
  • 銅賞(5名)…賞状、副賞 (図書カード3千円)
  • 奨励賞 (全応募数の5%を目安)…賞状、副賞 (図書カード2000円)

上位2名は国際哲学オリンピックに出場

上述のグランプリ入賞者は11月中に決定し、同時に、翌年2月に予定される国際哲学オリンピック選考会への参加権を獲得。この選考会では、英語エッセイによる選考となり、上位2名の受賞者(グランプリと準グランプリ)が国際大会に出場する日本代表に正式に選ばれます。なお、国際大会への参加資格は、国内選考会の2月時点で高校生であることが条件です。

哲学グランプリの段階で金・銀・銅といった上位に入れなかった場合でも、入賞さえしていれば英語エッセイで改めて評価を受けるチャンスがあるので、逆転での代表権獲得という可能性も少なくありません。

国際大会では英語など日本語以外でエッセイを記述するルールのため、英語エッセイが最終的な判断材料となるのは選考プロセスとしては妥当でしょう。

日本倫理・哲学グランプリ
主催:国際哲学オリンピック日本組織委員会
委員長:梶谷 真司
プログラム開始年:2012年
開催時期:9月末締切、11月入選者発表
受賞者数:金賞1名、銀賞3名、銅賞5名、奨励賞 全応募数の約5パーセント
提供内容:中高生が考え方を哲学的に涵養し、訓練することを目的とするエッセイコンテスト
日本倫理・哲学グランプリ募集要項
応募期間9月末まで
対象中学生および高校生 (国際大会は高校生のみ)
選考プロセス4つの課題文からひとつを選び日本語の哲学エッセイを提出(ただし、国際大会の最終選考では英語のエッセイを提出)
参加費無料

「日本倫理・哲学グランプリ」公式サイト

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