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日本生物学オリンピック(JBO)

【日本生物学オリンピック(JBO)】

  • 「国際生物学オリンピック」(IBO)代表選手4名を選抜
  • 予選はCBTで3000名ほどが参加
  • 上位2%が9月の本選で2日間に渡り挑戦

「日本生物学オリンピック」は、大学入学前の全国の青少年を対象とした生物学に関するコンテストで、「国際生物学オリンピック」(IBO)に派遣する日本代表選考を兼ねた場にもなっています。

このイベントを主催する「国際生物学オリンピック日本委員会」(Japan Biology Olympiad Committee、JBO)は、IBOの趣旨に賛同し、IBOに出場する日本代表の選出や同大会への派遣を通じて、若者の生物学に対する知識や関心の向上、理解の増進などを目的に活動している組織

日本は、2005年の北京大会よりIBOに参加していますが、2008年にはJBOの主催で、生物学の普及啓発と国際コンテストへの代表選考を担う大規模イベント「生物チャレンジ」を初開催。2010年からは、今日の「日本生物学オリンピック」の呼称が採用され、コロナ禍で中止の2020年度(代替試験を実施)を除いて毎年開かれてきました。

コンテストで出題される問題は、国際生物学オリンピックのガイドラインに準じた内容で
構成されています。

まず理論問題では、以下のような生物学分野が出題範囲。

  • 細胞生物学
  • 植物解剖学と生理学
  • 動物解剖学と生理学
  • 行動学
  • 遺伝学および進化
  • 生態学
  • 生物系統学

日本生物学オリンピックの二次選考では、実験問題も重点的に問われます。こうした問題でいい成果を上げるには、実験に係る以下の基礎技能を備えていることが重要です。

  • 科学的処理能力
  • 生物学的基礎技術
  • 生物学的方法
  • 物理的および化学的方法
  • 微生物学的方法
  • 統計学的方法

上記のような実験技術は、主催者推薦図書のひとつである「生物学オリンピック問題集・実験編」などを活用して学習することができます。また、JBOのウェブサイトでは、過去10年を超える国内コンテストの過去問と解答・解説がダウンロード可能です。

■スケジュール

  • 予選…7月中旬(80名を選抜)
  • 本選…8月もしくは9月の2日間(15名を選抜)
  • 日本代表選抜試験…3月中旬(代表4名、次点者2名を選抜)
  • 国際生物学オリンピック…7月

日本生物学オリンピックは、7月中旬の予選、8月もしくは9月ごろの本選、翌年3月中旬の日本代表選抜試験という流れが基本スケジュール。

予選では、CBT(Computer Based Testing)による理論試験(90分)が実施されます。自宅受験が想定されていますが、良識の範囲でほかのロケーションで受験しても構いません。ただ、試験中に教科書・参考書類の使用やweb検索は認められず、自身の周辺に準備できるものは、筆記具や計算用紙など会場試験のケースと同様です。2021年度は、実に3000名以上の青少年が予選に参加し、生物学の実力を競いました。

本選は、例年どおりであれば、指定会場に受験者が集い1泊2日の日程で、実験試験と理論試験が行われます。参加できるのは、予選で上位の成績を収めた60名(25名以上は高校2年生以下)。

2021年度の本選では、慶應義塾大学鶴岡キャンパス(山形県)が試験会場に予定されていましたが、コロナ禍の影響が避けられず、本来予定していた期間(2021年9月18日~19日)はそのままでオンライン開催が決定。

本選への参加人数は当初の60名から80名(上位約2パーセント)に改まり、単にPDFの試験問題を見て解答するだけでなく、動画資料を視聴しながら解答を進める出題形式も採用されました。本選の成績上位者には、金賞・銀賞・銅賞といった各賞が授与され、2022年3月20日に実施する代表選抜試験に挑む約15名も決定します。

「科学技術館」(東京都千代田区)が会場となる3月の選抜試験においては、最終的に日本代表4名と次点者2名を選出。こうして、2022年7月にアルメニアで行われる国際生物学オリンピックの代表資格を獲得します。ただし、7月のIBO開催時点ですでに大学生となるケースでは、当初より代表選考の対象者には含まれません。

■参加資格と世界大会の出場対象について

日本生物学オリンピックの予選・本選の参加資格は、20才未満で大学などの高等教育機関に入学前の青少年(国籍不問)が対象となります。上述のように、本選後日本代表の選抜試験に進めるのは、高校2年生以下の生徒に限られています。大会の参加費は無料で、2日間の本選参加で発生する宿泊費や食費についても主催者側の負担です。唯一、自宅から本選会場までの往復交通費のみ自己負担扱いとなります。

参加希望者は、「科学オリンピック共通事務局」のウェブエントリーページより直接入力して申し込むことができます。

日本生物学オリンピック(JBO)
主催:国際生物学オリンピック日本委員会
代表理事:浅島 誠
住所:東京都千代田区北の丸公園2-1 科学技術館内
プログラム開始:2008年
実施スケジュール:予選/7月中旬、本選/8月(または9月)、代表選抜試験/翌年3月中旬
競技内容:全国の高校生以下が対象の生物学コンテストを通じて、成績上位者の表彰と日本代表候補選抜を実施
日本生物学オリンピック2022募集要項
応募期間2022年5月1日(日)〜31日(火)
対象大学相当の教育機関に入学前の20才未満の人(日本代表候補の選抜は高校2年生以下が対象)
選考プロセス予選/理論試験をCBTで実施、本選/2日間の合宿形式で理論試験と実験試験を実施(中止)、本選変更→理論試験・プレゼン資料を見て答える論述試験など
参加無料(本選会場利用時の宿泊費や食費も支給・往復交通費は自己負担)

「日本生物学オリンピック」公式サイト

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